世間の荒波RIDE ON!

B.B.bypassことget up 84こと84ことはっしーによる雑記

やれやれ、『ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編』を読んだので感想を書くか。

私がアドラー心理学をもう少し学ぼうと本屋へ寄った際、ヘッドフォンからはRADIOHEADの『High & Dry』が流れていた。トム・ヨークの詩を口ずさみつつ目的の本を探すが、どうやら新品しか置いていないようだ。「やれやれ、嫌われる勇気の中古本は無いのか。」…

暇だから『暇な女子大生が馬鹿なことをやってみた記録』を読んでみた

暇な女子大生が馬鹿なことをやってみた記録 作者: 暇な女子大生 出版社/メーカー: ベストセラーズ 発売日: 2015/08/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 発売したのが8月で、割とすぐ購入したけど本棚で眠っていたこちら…

キャッチャー・イン・ザ・ライ

『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を読みました。 キャッチャー・イン・ザ・ライ ライ麦畑でつかまえて(1951年)著 J.D.サリンジャー訳 村上春樹 高校を放校となった17歳の少年ホールデン・コールフィールドがクリスマス前のニューヨークの街をめぐる物語。…

【本】星を継ぐもの

" 星を継ぐもの / ジェイムズ・P・ホーガン / 1980年 / 創元SF文庫 " 月面で宇宙服を着た人間の遺体が見つかった。調べてみるとなんと5万年前に死んだことがわかった。 謎が一つ解決するごとに次々と別の謎が現れる、本格SF小説でした。 これが30年以上前の…

【本】青の炎

" 青の炎 / 貴志祐介 / 1999年 / 角川文庫 " 貴志祐介によるミステリー。 高校生の主人公が家族を守る為に完全殺人を計画していく物語。 本格倒叙ミステリーとしても面白いし、青春物としても面白い。 舞台も鎌倉、湘南、稲村ケ崎とか由比ケ浜とかでてきて、…

【本】箱男

" 箱男 / 安部公房 / 1973年 / 新潮社 " 段ボールをかぶって暮らす男の話。 乞食でも浮浪者でも社会人でもない、箱男の話。 すごく不思議で引き込まれる作品でした。 ドグラ・マグラとか村上春樹とかカフカとか好きな人は好きかも。 文章にすごいトリックが…

【本】そして誰もいなくなった

" そして誰もいなくなった / アガサ・クリスティー(清水俊二訳) / 1939年 / 早川書房 " 古典ミステリー。 絶海の孤島に集められた10人の人物。館内で次々に殺人が起こる。 まさに推理小説!古典的!ベッタベタやな! と思って読んでたんですが、これがな…

【本】有頂天家族

" 有頂天家族 / 森見登美彦 / 2010年 / 幻冬舎 " またもや森見登美彦! 京都・鴨川神社の狸の家族と天狗と人間の織り成すドタバタ人情コメディ。 やっぱり森見節いいです。 「阿呆の血のしからしむるところ」 赤玉ポートワイン飲みたいです。 他の作品ともや…

【本】宵山万華鏡

" 宵山万華鏡 / 森見登美彦 / 2012年 / 集英社 " 森見節炸裂!京都の祇園祭、宵山を舞台にした短編集。 短編集といっても、全部の話が最終的にはつながってる。 森見登美彦らしい独特の言い回しと、おなじみ京都が舞台で、他の小説の話もちらほら。 ちょっと…

【本】隣の家の少女

" 隣の家の少女 / ジャック・ケッチャム(訳:金子治) / 1998年 / 扶桑社ミステリー " 実話をもとにした小説。 スティーブン・キングも絶賛。裏スタンド・バイミー。 途中で読まなきゃよかったと思ったほどひどい話。 海外版女子高生コンクリ事件みたいな。…

【本】新世界より

" 新世界より / 貴志祐介 / 2008年 / 講談社文庫 " SFファンタジー。 アニメ化もされた作品。 1000年後の日本、呪力と呼ばれる超能力を持った人間の話。 すごい面白い。上中下と3冊あるけども、さくっと読める。 先にアニメ見てたけど、細かい描写とかも分…

【本】アクセス

" アクセス / 誉田哲也 / 2007年 / 新潮文庫 " SFホラー・サスペンス。 親友の死後、まもなく携帯電話に着信が。「おまえが殺した・・・」 着信あり的なホラーかと思ったら、最後はトンデモファンタジー。 サスペンスからの漂流教室。 まぁ読みやすかったし…

【本】ナイン・ストーリーズ

" ナイン・ストーリーズ / J・D・サリンジャー(訳:野崎孝) / 1953年 / 新潮文庫 " 「ライ麦畑でつかまえて」のサリンジャーの代表作。 9つの物語が入った短編集。 結構時間かかってしまってやっと読み終わった。 決して難しい訳ではないんだけど、何故か…

【本】アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

" アンドロイドは電気羊の夢を見るか? / フィリップ・K・ディック / ハヤカワSF文庫 / 1968年 " 映画「ブレードランナー」の原作。 第三次世界大戦後の核で破壊された地球で、賞金稼ぎの主人公が、火星から逃亡してきたアンドロイドを処理する話。 感情も知…

【本】グレート・ギャツビー

”グレート・ギャツビー / スコット・フィッツジェラルド (村上春樹訳) / 2006年(1926年) / 中央公論新社” 主人公の隣人であるギャツビーとの物語。 原作は1926年なので戦前の話だけど、今でもすごく面白い。 名作と言われる所以が分かりました。 映画化…

【本】書を捨てよ、町へ出よう

” 書を捨てよ、町へ出よう / 寺山修司 / 1968年 / 角川文庫 ” 寺山修司のエッセイ。アングラ・ハードコアで有名。 中学生か高校生の頃買って、結局読破できなかった作品。 この年になって読んでみるとまた面白い。 内容はほぼ一点豪華主義の主張。 競馬の話…

【本】フラニーとズーイ

”フラニーとズーイ / J.D.サリンジャー(村上春樹訳) / 1961年 / 新潮文庫 ” 「ライ麦畑でつかまえて」のサリンジャーのもう一つの代表作。 妹を救おうとする兄の話。 と言ってしまったら簡単だけど、実際は宗教色が強くて難しかった。 言い回しとか好きな…

【本】死神の精度

”死神の精度 / 伊坂幸太郎 / 2008年 / 文集文庫” 対象者の生死の可否を決める為に、人間界に降りてきて対象の調査をする死神の話。 6つのエピソードの短編集。 伊坂幸太郎らしい、非常に読みやすくて分かりやすい内容でした。 まさにエンターテイメント。何…

【本】夜は短し歩けよ乙女

" 夜は短し歩けよ乙女 / 森見登美彦 / 2006年 / 角川文庫 " 恋愛ファンタジーでした。 同作者さんの四畳半神話体系のアニメは見たことがあるのですが、雰囲気とかはかなり近い。むしろ同じキャラクタとか出てきたりします。 出てくる言葉が難しかったり、独…

【本】アフターダーク

" アフターダーク / 村上春樹 / 2004年 / 講談社 " これが村上春樹かってくらい文章がクサい。 嫌いじゃないけど、うぅむな部分も。 ストーリーがあんまりなくて、一夜で起こることが淡々と進んでいく感じで、わくわくしながら読むようなものではなかった。 …

【本】向日葵の咲かない夏

” 向日葵の咲かない夏 / 道尾秀介 / 2005年 / 新潮文庫 ” ”一学期の終業式の日、欠席したS君にプリントを届けるためにS君の家を訪れたミチオ。声をかけても応答がなく、中に入ってみると、きい、きいとおかしな音がした。S君はいた、自分を見下ろして。呼ん…

【本】白ゆき姫殺人事件

” 白ゆき姫殺人事件 / 湊かなえ / 2012年 / 集英社 ” たまには流行の物も読んでみようと思い、1位だったこの作品を選びました。 最近映画化された小説で、「告白」を書いた、湊かなえさんの作品なので結構期待して読んでみました。 ある化粧品会社のOLが殺…

【本】ノルウェイの森

ノルウェイの森を読みました。 初めての村上春樹だったけど、すごく読みやすくて物語に没頭できました。 読み終わった後、色々調べてみて20年以上前の作品と知って驚きました。 今の自分たちや、若者たちでも十分感情移入できるし、昭和の面影があって、日常…