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【本】向日葵の咲かない夏

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向日葵の咲かない夏 / 道尾秀介 / 2005年 / 新潮文庫

”一学期の終業式の日、欠席したS君にプリントを届けるためにS君の家を訪れたミチオ。声をかけても応答がなく、中に入ってみると、きい、きいとおかしな音がした。S君はいた、自分を見下ろして。呼んでも返事がなく、よく見ると、S君の首はロープに繋がっており、足は地に着いていなかった。S君は首を吊って死んでいたのだ。

急いで学校に戻り、担任の岩村先生に伝え、ミチオは一旦家に帰される。その後、岩村先生と2人の刑事が家に来るが、ミチオにもたらされたのは、“Sの死体なんてなかった”という知らせだった。「嘘じゃない、確かにS君の死体を見た」と懸命に主張し、結局行方不明事件として捜査されることとなった。

それから1週間後、ミチオの前にS君があるものに姿を変えて現れ、“自分は殺されたんだ”と訴える。ミチオは妹のミカと共に、S君を殺した犯人を探すこととなる。”

wikiから抜粋。

最初ファンタジー?ミステリー?って感じだったけど、読み終わってからもよくわからなかった。

ただ考察すればするほど、本当はファンタジーじゃないってことに気づいてこの本の凄さが分かった。

もう一回読み直したいけど、読み直したくないような・・・まぁ落ちる作品です。

なんか上手く文章でこの本の良さは伝えられないな。

とにかく読みやすいから、すぐ読めてしまうけど、直接的な表現が多いし、気持ちのいい話ではないから、かなり好き嫌いが分かれると思います。

でも、冒頭の文章を考えるとハッピーエンドってことでいいのかな?

★★★★☆

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)